姫川、糸魚川-静岡構造線とフォッサマグナに関係するジオサイト

今井 フォッサマグナができたころの地層と岩石

ジオサイト地図
概要

 西側の塩の道が通り、虫川の関所跡、不動滝、メノウ産出地などがあります。糸魚川-静岡構造線の西側に位置する姫川河口左岸部にあたります。

 ここには、日本海発生期に生じたグリーンタフの地層があり、ペルム紀をおおう大規模な不整合露頭があります。この不整合露頭の存在から、糸魚川地域での糸魚川-静岡構造線の断層活動は、グリーンタフの地層堆積後であることがわかります。グリーンタフの地層中にはかっての金属鉱山の坑道が残り、また、石材として使われた八路石の旧採掘場があります。さらに、石油の精製や調湿剤の材料に使われる酸性白土鉱床があります。ペルム紀の堆積岩類からなる不動滝と呼ばれる3段落差70mの大滝があり、トンボの生息する池やキャンプ場があります。

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西回り塩の道 八路石採石場跡 虫川関所跡 不動滝 須沢水芭蕉 今井坑道

1. 不動滝 ふどうたき

不動滝
不動滝(3段70m)

 高さ70m、3段になり豪快に流れ落ちる滝。滝は三方を山々に囲まれた林の中にあり、真夏でも肌寒いほどです。滝壷の前の大岩の上には水神社が祀られ、高竜神を祭神としています。
 昔から滝を汚すと竜が大雨を降らすという伝説が伝わっています。春には雪解けで水量が増えて迫力満点です。滝の周辺には公園や遊歩道、キャンプ場が整備されています。

2. 虫川関所跡 むしかわせきしょあと

虫川関所跡
虫川集落

 虫川関所跡は「塩の道」の西回り、姫川支流の虫川沿いに開けた虫川集落にあります。上杉謙信公から出された五ヶ条からなる法度などから、遅くとも1574(天正2)年までに設置されていたと考えられています。

3. 西回り塩の道 にしまわ   しお  みち

謙信信玄地蔵
謙信信玄地蔵

 「塩の道」はかつて信州(松本)まで、塩や海産物など生活物資を運んだ古道で「松本街道」とも呼ばれています。姫川の渡りが困難であったため「塩の道」には「大野-中山峠-根知-山口」を通る東回りと「田海-岩木-虫川-大所」を通り小谷村で合流する西回りがありました。今井ジオサイトを中心に歩く西回りも高所からの展望・風景が魅力的なコースです。

4. 須沢水芭蕉 すざわみずばしょう

須沢水芭蕉
須沢の水芭蕉群生地

 須沢集落南側の山裾にあるこのミズバショウの群生は、標高約5m、海岸からは約1kmに位置し、全国的にも標高の低い自生地です。約5000株が開花する3月中旬から4月中旬が見頃、若々しい緑と真白の仏焔苞(ぶつえんほう)のコントラストが美しく、かわいらしい姿に癒されます。

今井坑道いまいこうどう

今井坑道
かつての金属鉱山の坑口

 今井地区は鉱産物の産出が多く、大正時代中頃から白土の採掘が行われていました。また、昭和期には、山砂利、川砂利の他セメント用の硅石が採掘され現在でも稼業しています。金属鉱物などの採掘のために坑道が掘られた跡も残っています。

八路石やつ ろ いし

八路石

 八路石は、流紋岩質の凝灰岩(火山灰が固まったもの)からなる石材です。江戸時代から切り出され、神社の石灯籠や土台の石として市内にいくつか残っています。加工が容易なことから重宝され、彫り跡が消えにくい特徴があります。

水晶すいしょう

水晶

 今井では、昔、メノウがとれ、ネクタイピンなどに加工していました。このメノウは八路石をつくった大昔の火山活動によってできたものです。

今井ジオサイトへの行き方

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ルート情報注意事項

今井で開催されるイベント

開催日 イベント名 開催場所
10月中旬 不動滝祭り(不動滝いこいの里フェスティバル) 不動滝公園

>>糸魚川市年間イベント一覧
※イベントの詳細は糸魚川市ホームページをご覧下さい。