姫川、糸魚川-静岡構造線とフォッサマグナに関係するジオサイト

糸静線塩の道(北部) 巨大断層に沿う塩の道

ジオサイト地図
概要

 日本列島を東西に二分する糸魚川-静岡構造線(糸静線)は、フォッサマグナの西縁を境する大断層です。断層はほぼ姫川に沿いますが、根小屋-北小谷間は、姫川東の山間部を通ります。断層に沿って地すべりや地形的凹地が生じた結果、断層に沿ってなだらかな勾配の地形ができました。これらの低地を結んで、塩の道(国史跡)ができました。姫川は、土石流や洪水をたびたび起こす暴れ川であるため、道をつくるのは困難で危険だったからです。
 越後からは海産物が、信州からはタバコや穀類が往来しました。道に沿うウトウと呼ばれる切り通しは、道の勾配をゆるく調整するために人工的につくられたものです。道標・茶屋跡などがあり、雑木林の中にかつての交易路の遺跡を見つけることができます。  フォッサマグナパークでは、糸静線の断層露頭や枕状溶岩が見学でき、フォッサマグナの生い立ちについて学習できます。

概要を閉じる
茶屋跡 メノウ 駐車場 杉林 道標 断層露頭(だんそうろとう) 塩の道 枕状溶岩(まくらじょうようがん) ウトウ カンパ地蔵

1.断層露頭だんそうろとう


断層を境に左側は西日本の地質、右側は東日本の地質

 フォッサマグナパークは、糸魚川-静岡構造線を人工的に露出させた断層見学公園です。断層破砕帯をはさんで、東側の約1600万年前の岩石(右手)と、西側の約4億年前の岩石(左手)が接しています。

2.塩の道(松本街道)


塩の道 道標

 姫川は暴れ川だったため、渓谷に沿って道をつくるのは危険でした。そのため、山間地の断層に沿うなだらかな地形を結んで道がつくられました。当時の道はよく保存され、道標、石仏、茶屋跡などが残り「風景街道」にも登録されています。

3.枕状溶岩まくらじょうようがん


枕状溶岩の横断面

 枕が積み重なったような模様がある溶岩で、水中で流れだした証拠となります。立体的には、チューブ状の溶岩が何本も重なったものです。枕状溶岩の上に重なる地層から、海にすむ二枚貝の化石が発見されており、当時は海底だったことがわかっています。

4.ウトウ


塩の道 ウトウ

 ウトウとは、塩の道の勾配をゆるやかにするために、人工的に削られたU字形の凹地です。大野のウトウは特に見事で、塩の道の名所となっています。

フォッサマグナ

 フォッサマグナとは、ラテン語で「大きな溝」という意味です。明治時代に日本に来たドイツの地質学者・ナウマン博士が発見し、命名しました。日本海から太平洋までのびる1~3億年以上前にできた古い岩石の溝に、2000万年前以降にできた新しい地層がたまったものです。

車石(日本最大級の枕状溶岩)

 フォッサマグナパークの遊歩道沿いには、直径12mの巨大な枕状溶岩があります。溶岩の割れ目がちょうど車輪のように見えます。

カンパ地蔵

 カンパとは、子どもの頭などにできる皮膚の病気のことで、カンパ地蔵はそれを払うために祀られています。霊験あらたかなお地蔵様として信仰をあつめています。

糸静線塩の道(北部)ジオサイトへの行き方

出発地: 目的地:
Mode of Travel:

ルート情報注意事項

糸静線塩の道(北部)で開催されるイベント

開催日 イベント名 開催場所
5月2日 糸魚川・塩の道起点まつり 糸魚川駅前~根知駅前

>>糸魚川市年間イベント一覧
※イベントの詳細は糸魚川市ホームページをご覧下さい。